補聴器は「充電式」「電池式」どちらがよい?メリットとデメリットを解説

補聴器は「充電式」「電池式」どちらが良い?メリットデメリットを解説

補聴器を検討する際に、必ず「充電式」か「電池式」かを選ぶことになります。

この数年で「充電式」が急速に普及してきています。しかし「電池式」ならではのメリットもあり、多くの電池式が売られています。

今回は「充電式」「電池式」のメリット・デメリットをご紹介します。ぜひ補聴器選びの参考にしてください。

 

目次

 

1-1.充電式のメリット

様々な充電器

メリット①取扱いのしやすさ

充電式のメリットは、何といっても取扱いのしやすさです。

電池式の補聴器は、電池を入れると電源が入り、電池を取り出すと電源が切れます。そのため、毎朝毎晩、電池の出し入れが必要です。補聴器用の空気電池は概して小さいため、電池の出し入れは細かな作業になります。

対して充電式は、スマートフォン同様、使わないときに充電器にセットしておくだけです。取り回しが良く、ストレスが少なく使用できることがメリットになります。

メリット②汗水に強い

充電式の補聴器本体には継ぎ目がほとんどありません。これは、電池を入れるための場所を作らなくてよいことに起因しています。

そのため、汗や水が本体内部に入り込みづらい構造になっています。特に夏場の汗の侵入は補聴器には大敵となりますので、注意が必要です。

この点、充電式は電池式に比べてストレスなく使用できるメリットがあります。

メリット③電池切れの心配がない

夜間のうちにフル充電しておけば、日中電池切れの心配がないのが充電式のメリットです。大事な商談中や会議中に電池切れを心配するようなことはありません。

メリット④購入後のコストと手間が少ない

充電式の補聴器は、購入後に電池購入の必要がありません。そのため購入後のコストが少なくて済みます。

また、電池を購入するために補聴器取扱店に訪問する必要もなく、手間が少ないと言えます。

1-2.充電式のデメリット

 

デメリット①緊急時や災害時の充電

万一災害時等に停電が起きた場合は、充電ができない可能性があります。これはスマートフォン等と同様のデメリットです。

ですが、最近の充電式補聴器はフル充電で数日間使用可能なものもあります。万一の場合に充電切れを起こさないように、就寝時は必ず充電するようにしてください。

デメリット②購入時のコスト

一般的に電池式に比べて、充電式は補聴器購入時の値段が高くなります。これは充電器の値段が上乗せされるためです。

メーカーにより充電器の値段は変わりますので、最終的なトータルコストについては購入時に比較検討する必要があります。

デメリット③メンテナンスが疎かになりがち

補聴器を長く使うためには、定期的に補聴器取扱店に訪問し、メンテナンスを受けることが重要です。

電池式の場合は、電池を購入するため、補聴器取扱店へ訪問が習慣になります。

一方で充電式補聴器は購入後、補聴器取扱店への訪問するきっかけが少なくなります。そのため、補聴器のメンテナンスが疎かになりがちになるため、注意が必要です。

2-1.電池式のメリット

補聴器用空気電池

メリット①使いたいときに直ぐに使える

電池式の補聴器の大きなメリットは、電池さえあればすぐに補聴器を使うことができる点です。

充電式の補聴器は、充電を忘れていた場合、しばらく充電する必要があり、すぐには使用できません。

メリット②緊急時にも安心

充電式のデメリットでも書きましたが、災害時などで数日停電した場合でも、電池さえあれば使用し続けることができます。

補聴器用空気電池は、通常2年ほどの消費期限が確保されています。*何かあった際に安心して使用できるのはメリットと言えます。もしもに備えて、非常持ち出し袋に補聴器用電池を入れておくのもお勧めです。

*シグニアブランドの補聴器用空気電池の場合

メリット③目立たない補聴器が使用できる

充電池は日々進化していますが、一般的な電池と比べるとまだ大きめのサイズです。その充電池を使うため、充電式補聴器は電池式と比較するとどうしても大きめになります。

補聴器装用を気づかれたくない、目立たないことを最優先にしたい場合は、電池式を選択することになります。

電池式であることで、小さな補聴器本体を実現できることがメリットになります。

2-2.電池式のデメリット

 

デメリット①毎日の電池の出し入れ

電池式の補聴器は、電池の出し入れが電源ON/OFFとイコールのため、使用しないときは電池を外し、使用する際に電池を入れる必要があります。

つまり、毎朝毎晩小さな電池の出し入れが必要になるので、充電式と比べて手間がかかると言えます。

特に手先が器用でない人、視力が衰えている人には、大きな負担になる場合があります。

デメリット②故障に対する注意

特に夏場の汗をかきやすい時期は注意が必要です。

電池式の補聴器は、電池を収納するスペースに汗が入りやすく、放置すると電池を腐食させ、故障に繋がります。

そのため、メンテナンスに気を遣う必要があります。汗をかきやすい方は、充電式の方がお勧めになります。

3.充電式と電池式を気軽に比較する方法

このように、充電式と電池式には、それぞれにメリット・デメリットがあります。

そのため、補聴器に対して何を優先するのかを決めたうえで、選択することをお勧めします。

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どちらか迷うなという場合は、両方試していただくことも可能ですので、ぜひお気軽に申込みください。

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