1.そもそも雑音とは?補聴器は雑音を出している?
「補聴器は雑音がうるさい、だから使えない。」このようなウワサ、聞いたことはありませんか?実際に補聴器ユーザーの方、特に補聴器を初めて使った方からよく聞くコメントです。
では、補聴器自体が雑音を発生させているのでしょうか?答えはNOです。
少なくとも最近の補聴器から、装用者が聞こえるような雑音(ノイズ)は発生していません。
それでは、補聴器を初めて装用すると雑音が気になるのはなぜでしょうか?そもそも雑音とは何でしょうか?
雑音とは、「聞きたい会話を妨げる音」と言えます。
難聴になり、聞こえづらくなると、会話だけではなく、周りの音も聞こえづらくなります。補聴器を初めて装用すると、本来聞きたい「会話」の声が大きくなると同時に、周りの音=環境音も大きくなります。そのため、環境音がわずらわしいと感じてしまい、「雑音」と認識してしまうのです。
つまり、補聴器装用時の「雑音」とは、ほとんどの場合は「環境音」なのです。
環境音は生活するために必要な音です。でも、例えば今まで聞こえなかった「エアコンの音」「換気扇の音」などが、人の声と同じように大きくなってしまったら、うるさくて会話どころではなくなってしまいますよね。
最近の補聴器は、様々な方法でこの環境音を抑えることで会話を聞こえやすくしてくれます。そのため、以前に比べれば、補聴器が初めての方でもずっと慣れやすくなっています。
それでは、シグニア補聴器の雑音抑制はどのように進歩してきたか、歴史の一部分をご紹介します。
2.シグニア補聴器雑音抑制の歴史
音声と雑音を判断し抑える
補聴器には「チャンネル」という性能を表す重要な指標があります。補聴器は、マイクに入ってきた音を高さごとに分割し、それぞれで音声処理をします。16ch(チャンネル)であれば、16分割音声処理になります。
シグニア補聴器では、それぞれのチャンネルで”音声”が優勢か”雑音”が優勢かを判断します。雑音が優勢であれば抑えてくれます。
そのため、音声が浮き上がり、雑音下でも聞きやすくなるのです。
またこのチャンネルは、多い方がよりきめ細かく雑音を抑えてくれます。そのため、チャンネル数が多い方が一般的に補聴器は高額になります。
声に混ざった雑音を抑える
シグニア補聴器は雑音と音声をチャンネルごとに判別しますが、「音声が優勢」としたチャンネルにも雑音は紛れています。この「声に混ざった雑音」を特殊なフィルターを使用することで抑えているのです。
この2段階の雑音抑制で、より言葉をハッキリさせることができるのです。
雑音をコントロールして会話を聞きやすくする
次にシグニア補聴器が注目したのは、「音韻修復」という人間に備わる機能です。
「音韻修復」とは、人の聴覚が生まれつき持っている、聞き取りを助けてくれるメカニズムです。
下の図は、一見意味のない絵に見えますが、隙間を埋めることで「ABC」のイメージが浮かび上がります。
このように、一見無駄と思える情報も、必要な情報を判断するために必要な場合があります。
音声についても、途切れ途切れに聞こえるような場合は、雑音がある程度あった方が、かえって理解しやすい場合があるのです。
シグニア補聴器は、雑音の音量まで調整し、聞こえを補助する機能を持っているのです。3.雑音抑制機能を搭載した補聴器を試すには
雑音抑制は、補聴器の機能の中ではベーシックなものです。
そのため、最近ではことさら強調されることもなく、この機能が搭載されていることをご存じない方も多いと思います。
補聴器ではベーシックな機能でも、実際は瞬間的に高度な処理をしています。
このような機能が搭載されいるかどうかは、会話の聞き取りに大きな影響を与えます。 補聴器を検討される際は、「雑音抑制」にも注目をしてみてください。
今回説明した雑音抑制機能を搭載している補聴器は、「シグニア補聴器お試しレンタル デリバリーサービス」でレンタルが可能です。
是非ご自身の耳で雑音抑制機能を体感してみてください。現在補聴器をお持ちの方も、性能に違いがあるか試してみるのはいかがでしょうか?
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