1.通える場所にあるか
補聴器は購入する際だけではなく、購入後も補聴器の音質調整、アフターケアなどが必要なので、補聴器取扱店に通う必要があります。 特に初めて補聴器を使う場合は、慣れるまでに調整を繰り返す必要があり、当初は定期的に通う必要があります。
評判の良い補聴器取扱い店であっても、行くまでに何時間もかかる場合は面倒になって通えなくなることもあります。
自宅の近くや、職場の近くなど、何かあった場合にも直ぐに対応していただけるように、生活圏からの距離で決めることをお勧めします。2.訪問できる時間帯・曜日に営業しているか
意外に見落としがちなのが営業時間です。
特に現役でお仕事をされている場合、補聴器取扱店に訪問する時間を確保するのが難しいこともあるでしょう。仕事の帰りに訪問可能な時間まで営業しているのか、土日祝日の営業をしているのかは確認が必要です。
上記でも記載しましたが、お仕事をされている場合は、自宅の近くより仕事場の近くのお店を選ぶことも、選択肢の一つです。チェーン店の場合は、自宅と仕事場の近隣の店舗両方対応してもらえる可能性もあります。営業時間も補聴器取扱店選びの重要な要素になりますので、忘れずにご確認ください。
3.知識・経験が豊富か
補聴器販売では、聞こえ方のカウンセリングや聴力測定、適切な器種の選定、音質調整などを行ってくれます。これらの実施には、ある程度の知識や経験が必要となります。この知識や経験を担保する資格として、「認定補聴器技能者」というものがあります。
認定補聴器技能者とは、公益財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。4年間の講習期間を経て、試験に合格することで初めて資格が得られます。また資格取得後も5年おきに講習を受け資格を更新していきます。
そのため、補聴器取扱店に認定補聴器技能者がいる場合は、知識と経験のあるスタッフの方に対応をしてもらえる、と言えます。
また、「認定補聴器専門店」であるかも重要な補聴器取扱店選びの基準となります。
「認定補聴器専門店」とはお店に与えられる資格で、同じく公益財団法人テクノエイド協会が認定します。その店に「認定補聴器技能者」が在籍し、補聴器の調整・選定に必要な種々の測定機器や設備があるお店だけに与えられる資格です。5年ごとに認定時と同様の厳正な更新審査を受けることが義務付けられています。
近隣に認定補聴器専門店があるかどうか、下記のウェブサイトから検索が可能です。
公益財団法人テクノエイド協会4.近隣に補聴器取扱店がない場合
補聴器は、補聴器専門店、眼鏡店、家電量販店などで取り扱っていることが多いですが、近隣に補聴器店がないということがあるかもしれません。
その場合、出張販売をしている補聴器店を利用する方法があります。補聴器販売員が自宅に訪問してくれたり、近隣の公共施設などで定期的に相談会を開いていたりします。
補聴器取扱店では、ご自身の聞こえの状態の把握だけではなく、補聴器で何を改善したいのか、何を実現したいのかをしっかり相談してください。その希望に合う補聴器を選び、音を調整するためにはスタッフの方の知識や経験が重要になります。
お店がどこにあるか、営業日時はどうか、そしてスタッフの経験値はどうか。今回ご紹介した基準を参考に、補聴器販売店を選んでみてください。
シグニア補聴器お試しレンタルデリバリーサービス事務局