補聴器機能その4 指向性&通信

音声を、周囲の音を、難しい音環境でもよりリアルに、楽に。

本体の小型化を目指しながら、より生音に近い音を再現したい。雑踏などの難しい音環境でも、聞きたい音にらくにピントを合わせたい。より良い聞こえをご提供するために、絶えず進化してきたマイク、指向性、通信技術についてご説明いたします。

目次

Nxマイク

音を余すところなく捉える4面マイク

マイクで捉えられない音は出すことができません。いい音作りの基本はより多くの音を捉えることです。本品は特別に設計されたNxマイクを使用。これは4面サイズのMEMSマイクで、6オクターブを超える広い音域を、ささやく様な小さな音からオーケストラのような大きな音まで余すところなく捉えて全体を高音質化しています。

NXマイク

アダプティブ指向性

前方の声を拾いながら後ろ~横の雑音を自動で抑える指向性

話の相手は大概自分の前にいるもの。だからこそ後ろや横の雑音を効率よく抑制することがより良い聞こえにつながります。そこで車や掃除機など動く雑音もその位置を自動で追跡する”アダプティブ指向性”を搭載して、ノイズ量は最小化しながら聞こえを最大化しています。

アダプティブ指向性

ワンマイク指向性

小さな本体でも相手の声にググっとフォーカス

小型の補聴器でも騒がしい場所で前方の相手に自動でフォーカスし聞き取りやすくする機能。補聴器の指向性機能はマイクが複数必要であるため、小型の補聴器には搭載することができませんでした。Signia補聴器は、両耳につけた補聴器の間で音声信号を高速に無線通信することでマイク1つで指向性を実現しました。

ワンマイク指向性

e2eワイヤレス

左右の補聴器が通信しあうことで、違和感のない自然な聞こえ

左右の補聴器が個別に動作した場合、そのバラバラに処理された音声を聞くと、声や音が不自然に感じてしまいます。e2eワイヤレスは左右の補聴器間で常時高速データ通信を行い、左右それぞれの補聴器が認識した周囲の音環境を共有し、音声処理のバランスを最適化します。複雑な音環境下でも違和感のない自然な聞こえを実現します。

e2eワイヤレス

*e2eワイヤレスの環境認識例)左から人の声・右からは自動車の騒音が聞こえている場合、2つの補聴器は通信の結果「騒音下で人の声が聞こえる環境にいる」ということを総合的に判断し、その環境に最適な音声処理を行います。

パワーエンハンス

周りのザワザワ音を抑えて、前にいる相手を聞きやすくする

相手と会話するときに、横や後ろなど、相手がいる方向以外から来る音は聞き取りの邪魔になりがちです。そこで一般に指向性機能が使われますが、パワーエンハンスは指向性の働きを応用。一般の指向性機能よりもさらに横や後ろの音を半分程度に抑えて、騒がしい中でも聞きやすくします。Silk Xは両耳に使ったときのみ動作し、両耳でこその聞き取りの良さをさらに高めます。

パワーエンハンス

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