補聴器機能その1 聞こえ&雑音抑制

常に変化する音環境を的確に把握し、ききたい音を届ける

デジタル補聴器の根幹性能ともいえる音声の増幅と雑音抑制。音声と雑音を見分け、それぞれを処理する技術は常に進化し、補聴器使用者の利便性を高め続けています。ここでは、進化した補聴器の聞こえと雑音抑制の技術をご紹介します。

スピーチ&ノイズマネジメント

聞こえにくい方のためのノイズ抑制

雑音を低減して言葉の聞きとりを改善するノイズ抑制。しかし車が近づいてくる音などは、重要な情報なので、抑えすぎるのは良くありません。そこでスピーチ&ノイズマネジメント。ヒトの聴覚に備わっている音韻修復という働きを応用して、周囲の音を残しながら言葉も聞こえるバランスを取った、聞こえにくい方にこそ効果的な抑制を行います。

音韻修復とは

人には、自分にとって必要な音を自然と聞こえるようになる仕組みが備わっています。例えば、会話が途切れ途切れに聞こえてくる場合、途切れた部分が無音であるより、ノイズが入っていた方が会話を想像しやすくなります。これを音韻修復と言います。図は、視覚による音韻修復をイメージしたものです。

ハウリングストッパー

3つの動作でピーピー音(ハウリング)を強力抑制

音量を上げると起きがちなピーピー音(ハウリング)。これを抑えてストレスなく使えるようにするのがハウリングストッパーです。逆相の音を合成してピーピー音を打ち消す「逆位相動作」、出力音の音程を気付かないほど微妙に揺らしてピーピー音の成長を止める「周波数シフト動作」、二つのマイクそれぞれのハウリングパスを監視する「ダブル処理動作」。3つの動作でピーピー音を極限まで抑えています。

超広角センサー

50シーン自動対応でどこでも快適な聞こえ

従来の補聴器は「雑音量」や「声の有無」のみで音環境を判断しており、様々な音環境をわずか数パターンでの認識しかできていませんでした。超広角センサーは、さらに「音声信号の有無と方位角」・「信号対雑音比」・「環境音の距離や変調」等まで考慮。50シーンもの多様な環境認識を基に音声処理を最適化し、あらゆる場所でより良い聞こえを実現します。

自動音量調整

大きい音から小さい音まで、聞きやすい音量に自動で変化

「音を大きくする」といっても、実際にはその中に「ちょうど聞きやすい大きさの声」や「大きくうるさい音」、「小さくて聞こえづらい声」等、様々な大きさの音が存在します。元々大きい音に対しては増幅度を抑えて響かないように、逆に小さくて聞きづらい声に対しては増幅度を上げて際立たせるように、自動的にバランス調整を行います。

自動ピント調整

どんな声も聞きやすく、距離や声の大きさに自動でピント合わせ

会話の際、いつも1m程度で聞きやすい声の大きさというわけではありません。少し離れていたり、声が小さいと聞きづらくなってしまいます。自動ピント調整は、話者の声を、音量・音声処理によって強調し、より聞き取りやすくする機能です。距離や声の大きさに合わせてピントを自動的に調整し、際立たせてくれます。

マルチチャンネル方式

音声を周波数ごとに細かく処理し、よりクリアな音質に

聞こえはお一人お一人で異なります。その方のきこえに、より的確にフィットさせるため、周波数を細かく分割して、それぞれの「分割=チャンネル」ごとに各機能の制御を行うのがマルチチャンネル方式です。カメラの画素数のように、チャンネル数が多いほど精密な動作をするため、より静かでクリアな音質になります。※

※Signia補聴器の場合

その他の機能詳細

補聴器機能その2 スマートフォン便利機能はこちら

補聴器機能その3 周辺機器はこちら

補聴器機能その4 指向性&通信はこちら

 

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